公立中高一貫校といえども、運営体制は3つに分かれています。それぞれの特色について紹介します。
中等教育6年間を一体のものとして行うタイプ。
うち、中学校に相当す る3年間を前期課程、高等学校に相当する3年間を後期課程と呼びます。
基本的には、後期課程(高校)からは生徒を募集しません。
【メリット】
・先生や同級生がずっと同じなので安心。
・6年間一貫した進学対策の教育が受けられる。
【デメリット】
・もし学校が合わなかった場合、一貫教育を諦め別の学校への編入を余儀なくされることも。
同じ運営者(都道府県や市町村)が中学校と高等学校を併設し、接続 して中高一貫教育を行うタイプです。他の中学校からもその高等学校 に進学できることが特徴です。おもに都市部に設置されることが多いタイプです。
【メリット】
・高校時に、外部生が入るので新たな人間関係を生む。内部生にとって刺激になり、中だるみを防止する。
【デメリット】
・中学で入った内部生と高校から入った外部生の間にギャップが生じてしまいやすい。
既存の市町村立中学校と都道府県立高等学校が、先生・生徒の交流などで連携を深める形で中高一貫教育を実施します。三つの中では最も多いタイプです。
【メリット】
・行事を合同で行ったり、お互いの教師が他方の学校で授業をしたり、中学校と高等学校の交流が深い。
【デメリット】
・中高が併設されているわけではないため、他のタイプに比べ一貫したカリキュラムを組めない場合が多い。
公立中高一貫校は、3タイプそれぞれのメリットやデメリットがあります。
お子様の目標や適性に合ったタイプを選ぶことが大事です。公立中高一貫校に関する詳しい情報は塾などで入手できます。
公立中高一貫校に強い塾を探して、情報収集しましょう。