塾のタイプはいくつある?自身に適した塾を選ぼう

「子どもを塾に通わせたい」と考える人は多いでしょう。一口に塾といっても進学塾や補習塾などさまざまなタイプがあるため、お子さまに合った塾を選択する必要があります。タイプ以外にも規模や授業形式も塾によって異なるため、これの種類についても把握しておくことが大切です。

今回は、塾タイプ別の特徴やメリット・デメリットについて解説します。塾の規模や授業形式ごとの特徴やメリット・デメリットについても紹介するため、参考にしてください。

勉強の目的に合わせて塾のタイプを選ぼう!

塾には、通う目的に応じて以下の3つのタイプにわけられます。

  • 進学塾
  • 補習塾
  • 専門塾

まずは、それぞれのタイプの概要について見ていきましょう。

塾のタイプ1:進学塾

進学塾は、中学・高校・大学の受験対策をする塾のことです。塾のカリキュラムは、学校の授業ペースとは関係なく組まれているという特徴があります。また、その塾独自の教材を用意しているケースが多いです。進学塾は、受験対策をしたいお子さまや、受験に向けた学習意欲を高めたい人などに向いています。進学塾には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット デメリット
  • ・クラスメイトの影響を受けてモチベーションを保てる
  • ・受験対策に特化した講師がいる
  • ・受験について豊富なノウハウと最新情報がある
  • ・テスト・模試が充実している
  • ・授業ペースが速いので、ついていけない可能性がある
  • ・レベルが高くついていけない可能性がある

授業のペースについていけない場合は、授業の前後や自習室などで講師に質問することが大切です。また、基礎知識についても質問すれば、丁寧に教えてくれるでしょう。

塾のタイプ2:補習塾

補習塾とは、学校の授業内容の予習や復習をする塾です。学校の授業についていけないときに補習する役割があります。補習塾で使用するテキストは、学校の教科書やドリルなどを用いることが多いです。補習塾は、勉強の習慣を身につけたいお子さまや、授業内容が理解できないお子さまなどに向いています。補習塾のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • ・基礎力を向上できる
  • ・テスト対策を行ってくれる
  • ・勉強意欲が向上しやすい
  • ・学習できる範囲は限られる
  • ・受験対策のノウハウが少ない

補習塾は、学校の授業の予習・復習が主な目的であるため、受験対策や授業を超えたレベルでの学習はできない可能性があります。しかし、テスト前には、テスト勉強を行ってくれるため、学校のテストの点数が上がり、内申点を向上させることは可能です。

塾のタイプ3:専門塾

専門塾は、特定の科目や学校に特化した塾のことです。具体的には、科目・志望校・能力開発の3つの専門塾があります。専門塾は、すでに志望校が決まっているお子さまや、学校では学べない専門的な範囲の学習をしたいお子さまに向いているでしょう。専門塾のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • ・専門的な内容を教えられる講師がいる
  • ・目標達成に向けた効率的なカリキュラムが組まれている
  • ・同様の目的を持つクラスメイトに刺激されてモチベーションが高まる
  • ・専門分野以外は学習できない
  • ・全体的な成績向上にはつながらない

専門塾では、選択している専門的な内容は学習できますが、それ以外の学習のサポートはできません。そのため、専門以外の分野の成績向上は見込めないでしょう。

規模を比較して、お子さまに合った塾を見つけよう!

塾には、小規模な塾や個人塾から大手の塾までさまざまな規模があります。それぞれ特徴が異なるため、お子さまに合った規模の塾を見つけることが大切です。ここからは、規模ごとの塾の特徴について解説します。

小規模な塾や個人塾

小規模な塾や個人塾は、地域に密着した塾です。特定の地域のなかで校舎の数も限られており、講師一人で運営しているケースもあります。小規模な塾・個人塾は、柔軟な対応を求めているお子さまに向いているでしょう。小規模な塾や個人塾のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • ・学校の定期テスト対策が充実している
  • ・周辺エリアの学校に特化した受験データを持っている
  • ・少人数クラスが多いので、講師と生徒のコミュニケーションが活発
  • ・近隣の小学校の行事予定や近所のイベントを把握し、柔軟なカリキュラムを作ることができる
  • ・1人1人に丁寧なサポートをしてくれる
  • ・塾から遠い学校などの受験データは、大手塾に比べると少ない
  • ・少人数で自分のペースに合わせて指導やフォローをしてくれるため、競争心は生まれにくい

大手の塾

大手塾は、特定の地域や全国各地に多数展開している塾です。全国規模のテスト・模試を受けられたり、さまざまなカリキュラムを用意していたりします。また、過去の生徒のデータを蓄積しているのも特徴の一つです。大手の塾は、経験豊富な講師の授業を受けたい人に向いています。大手の塾のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • ・有名校に多くの合格者を出すノウハウがある
  • ・指導力の高い講師が多い
  • ・さまざまな学校別のコースがあり、過去問の研究なども十分に行われている
  • ・受験情報が豊富
  • ・習熟度別のクラス編成を行っているため、自分のレベルに合った授業を受けられる
  • ・切磋琢磨する友人が多い
  • ・送迎を行っている塾もある
  • ・有名校への合格実績を出すため、上のクラスに良い先生が固まる傾向がある
  • ・課題をたくさん出す塾が多く、それをこなしきれずに脱落するケースもある
  • ・校舎や教室によって、指導力にばらつきがある

お子さまに合った授業形式を選ぼう!

次に、授業形式で比較してみましょう。塾の授業形式には大きく分けて3種類あり、多くの仲間と競争しながら学ぶことができる集団塾と、自分のペースで勉強できる個別指導塾、録画された授業の動画を視聴できる映像指導があります。

集団授業

集団塾とは、講師1人が複数人の生徒を担当する指導形式です。同じ学力や目的を持つクラスメイトと学べるため、モチベーションを保ちやすいのが特徴です。自分から積極的に質問ができるお子さまやクラスメイトと競い合えるお子さまなどに向いています。集団授業のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • ・周囲の友達から刺激を受け、お互い競争して成績を上げていくことができる
  • ・講師が授業のペースをリードするので、のんびりすることがない
  • ・受験までのペース配分がしっかりコントロールされる
  • ・比較的授業料が安い
  • ・難易度別にコースが分かれているところが多く、自分のレベルに合わせた授業を選択することができる
  • ・特定の教科に特化した講師が在籍していることが多いため、安心して授業を受けることができる
  • ・過度な競争意識が生まれる可能性がある
  • ・カリキュラムを自分で作ることができないので、部活や習い事との両立が難しい
  • ・質問ができない子は授業についていけなくなってしまう可能性がある
  • ・一度授業についていけなくなると、追いつくのが難しい

個別指導

個別指導は、一人の講師が一人の生徒もしくは2人~4人程度の生徒を担当する塾です。少人数制のため、わからないことを質問しやすい環境にあります。そのため、勉強が苦手なお子さまや自分のペースで勉強をしたいお子さまなどに向いているでしょう。個別指導のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • ・生徒自身の通塾の目的や要望に沿った指導をしてもらえる
  • ・わからないことをすぐに質問できるので、時間のロスが少ない
  • ・自分のペースに合わせてカリキュラムが組めるので、部活や習い事とも両立できる
  • ・1対1、ないし1対2がほとんどなので、大勢の前で質問をするのが苦手な子どもでも抵抗なく質問できる
  • ・自分の性格や目標に合わせて、相性のいい先生を紹介してくれる塾もある
  • ・一人一人の生徒にも目が行き届くため、塾での様子や、成績について電話で報告を行う塾もある
  • ・費用が集団塾よりも高い塾が多い
  • ・自分のペースで勉強できるため、競争意識が生まれにくく、のんびりしすぎる可能性がある
  • ・切磋琢磨(せっさたくま)する友だちを作りにくく、モチベーションを維持するのが難しい
  • ・自分の学力が他の人と比べてどうか、立ち位置を把握するのが難しいため、模試などを積極的に受ける必要がある

映像指導

映像授業は、録画された授業の動画を視聴する塾です。録画された授業の動画は、わからない箇所を何度も見直せる特徴があります。受講するスケジュールも自身で決められるのが特徴です。映像授業は、部活や習い事などで塾に通う時間がないお子さまに向いています。映像授業のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • ・授業の動画を何度でも繰り返して視聴できる
  • ・わからない内容のみ視聴できるため効率的に勉強できる
  • ・有名予備校の講師などが授業をしているケースも多い
  • ・その場に講師がいないため、自学自習となる
  • ・学習計画を自己管理する必要がある
  • ・講師やクラスメイトがいないため、授業を視聴しながら寝てしまう可能性がある

まとめ

今回は、塾のタイプについて解説しました。塾のタイプは、進学塾、補習塾、専門塾の3つがあります。進学塾の場合は、受験対策がメイン、補習塾の場合は学校の授業の補修がメインとそれぞれのタイプによって特徴が異なります。さらに、塾の規模や授業形式なども塾によって異なるため、お子さまに合った塾を選択する必要があります。

「塾ナビ」では、進学塾、補習塾、専門塾ごとのさまざまな塾をご紹介することが可能です。さらに、大手の有名塾から地域の小規模な塾まで掲載しています。また、集団指導塾と個別指導塾の授業形式ごとの塾も見つけられるため、お子さまに合った塾が見つけやすいでしょう。お子さまに合った塾をお探しの方は、ぜひ塾ナビをご活用ください。

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