ＩＴＴＯ個別指導学院の塾インタビュー

まずは、ＩＴＴＯ個別指導学院がどのような塾であるか教えてください。

笠原様ＩＴＴＯ個別指導学院は、1994年の開校当初から一貫して、個別指導にこだわってきました。対象は小学校1年生から高校3年生までと幅広く、北海道から沖縄まで日本全国に1200校以上の校舎を展開しています。長年培ってきた個別指導のノウハウを活かし、生徒一人ひとりの学習状況や目標・目的に合わせたきめ細やかな指導を行っています。

最近では個別指導の学習塾が増加傾向にありますが、生徒や保護者から求められる理由は何でしょうか。

笠原様近年ますます進んでいる少子化や、2020年からはじまった教育改革など、時代の変化にあわせて個別指導の必要性はより一層高まっていると感じます。その理由の一つは、学習塾に求められるニーズの多様化です。当塾にも本当にさまざまな生徒が通っていますが、例えばトップレベルの学校を受験するために応用力を身につけたい生徒もいれば、勉強が苦手でまずは学校の授業についていきたい生徒もいますし、不登校だけれども塾で勉強を頑張りたいという生徒もいます。こうした一つひとつのニーズに応えられるのは、生徒一人ひとりに寄り添える個別指導だからこそです。

なるほど、多様化するニーズへの対応はこれからの塾に求められる事だと思います。他にも個別指導ならではの利点はありますか。

笠原様そうですね。教育改革によって学習指導要領や大学入試制度などが大きく変化したことで、今の子供たちが取り組んでいる学習内容は、昔よりも随分難しくなっています。勉強でつまずくポイントは生徒によって違いますので、一辺倒なやり方で教えるのではなく、生徒に合わせていろんな角度からアプローチして、本当の意味で理解できるよう教えられるのも、個別指導ならではの良さだと思います。

個別指導の授業プランは、どのようなものがありますか？

笠原様ＩＴＴＯ個別指導学院では、大きく分けて2つの授業プランをご用意しています。基本となるスタンダードプランは、講師1名につき、生徒3名を指導するスタイルです。そしてフリープランでは、完全マンツーマン指導が受けられる「1：1」のほか、兄弟姉妹やお友達と一緒に受講できる「1：2」や「1：3」のスタイルも選ぶことができます。どちらのプランも、指導教科は「国・数・英・理・社」から、授業時間は「50分・80分・100分」から選択可能。これらを組み合わせて、生徒それぞれのオーダーメイドカリキュラムを作ることで、効率的に学習を進めることができます。

成績を上げるために、どんな取り組みをされていますか。

笠原様小学4年生から中学3年生までを対象に、当塾オリジナルのテスト「ＩＴＴＯ模試」を毎月無料で実施しています。これは、定期的に受験することで基礎学力や勉強習慣を身につけさせるだけではなく、勉強への自信をつけさせることも狙いの一つにしています。「ＩＴＴＯ模試」は教科書の内容を元にした一問一答形式のテストなので、コツコツやれば必ず結果が出ますし、高得点を取った生徒の名前は校舎に掲示されます。「やればできる！」と小さな成功体験を積み重ねることで、学習に対するモチベーションが上がり、成績アップへと繋がるのです。

定期テスト対策は行っていますか？

笠原様中高生を対象に、定期テストの3週間前から「テストターボ」という集中特訓授業を行っています。これは有料のオプションプランで、最低6回から受講することができます。5教科の中から好きな教科を選べるので、「苦手な数学の勉強を多めにやりたい」とか「数学と英語は通常授業でやっているから、残りの3教科を2回ずつ受けたい」といったように、生徒の希望に合わせたテスト対策が可能です。通っている学校の過去問を解くなど、テストに特化した授業になっているので、確実な得点アップが期待できます。

最近のテストや受験では、思考力が問われる記述式の問題も増えています。こちらの対策は？

笠原様テキストにも記述式対策の問題を増やしていますが、当塾では、各校舎から定期テスト問題を集約し、直近の出題傾向を踏まえた「ザ・カコモン」というオリジナルテスト対策教材を作成しています。これらを活用しながら、定期テストや受験対策の授業で記述式問題の練習を行っています。

学習の進捗状況や成績の推移などは、どのように管理されていますか。

笠原様当塾オリジナルのシステムツール「スクレポ」を活用しています。保護者の皆様に登録をお願いしている「スクレポMYページ」では、担当講師が記入する授業日報はもちろん、定期テストの成績やＩＴＴＯ模試の結果、学校の内申点まですべて確認することができます。授業日報は以前、紙に書いて生徒に渡していたのですが、生徒が保護者に見せていないケースも多々あり、スクレポを通じてメールでお送りするようになりました。生徒の学習度や理解度を保護者様にもリアルタイムで共有させていただくことで、よりきめ細かな指導へと繋げています。また「スクレポ」では、授業のスケジュールや支払い状況を確認したり、季節講習の申し込みを行ったりと、さまざまな機能をご利用いただけます。

指導を行っている講師は、どのような基準で採用されていますか。

笠原様講師の新規採用にあたっては、「生徒たちと真剣に向き合えるかどうか」を大事にしています。学力試験や適性検査などのテストに合格することはもちろん、生徒に対する熱意やコミュニケーション能力があるかどうかを面接で見極めた上で採用しています。

講師への研修制度について教えてください。

笠原様採用後は、当塾独自の研修制度によって、生徒の可能性を最大限に引き出すためのスキルを磨いていきます。講師への研修は年に5回程実施しており、各種勉強会やコンプライアンス研修などを定期的に行っています。コロナ期間中はオンライン研修が中心でしたが、今後は対面での研修を増やして、授業のロールプレイングなども積極的に行っていきたいと考えています。

質の高い講師陣のなかでも、さらにハイレベルな「SS講師」がいらっしゃるそうですね。

笠原様SS講師（スペシャルセレクト講師）は、当塾のなかでもワンランク上の知識・経験・スキルを持っている講師です。これは勤務経験が1年以上あること、保護者アンケートで基準以上の点数を獲得していることなど、様々な条件をクリアした講師のみが受験できる認定試験で、本部が実施する筆記・面接試験に合格した講師のみが認定される当塾オリジナルの資格です。在籍状況は校舎により異なりますが、在籍比率をさらに増やし、全体のスキルアップに繋げていけるよう取り組んでいます。

学習環境づくりにもこだわっているそうですが、校舎はどのような雰囲気でしょうか。

笠原様集中して学習に取り組むためには、快適な学習環境が必要だと考え、環境面にはかなり力を入れています。全国に1200校以上ある校舎はすべて、机の配置からレイアウトまで含めて、学習効果を引き出せるよう工夫したオリジナル設計。これは当塾のグループ企業であるデザイン会社が設計を手掛けたもので、生徒が本当に通いたくなる空間を目指しています。

校舎には自習室もあると伺いました。

笠原様はい、各校舎には塾生専用の自習室を完備しています。「自宅では勉強に集中できない」という生徒でも、自習室に来れば自然と机に向かうことができますし、真剣に取り組むことができるため、生徒にも保護者様にも好評です。自習室は休校日を除き常時開放していて、授業がない日でも利用可能なので、テスト前などは特に利用する生徒が多いですね。授業より30分前に来て学校の宿題を終わらせたり、授業後に残って復習をしたり、自習室を活用して意欲的に勉強に取り組む生徒もたくさんいます。

安全対策への取り組みについてはいかがですか。

笠原様生徒の入退室時刻を保護者様へお知らせする「ほっとメール」サービスや、24時間稼働する防犯カメラの設置など、安全管理も徹底しています。生徒たちが安心して通えるよう、そして保護者様にも安心してお任せいただけるよう、安心・安全に通塾できる環境をしっかりと整えています。

入塾後、保護者の皆様からはどんな声が届いていますか。

白戸様保護者の皆様からは、子供の前向きな変化について喜びの声をいただくことが多いですね。「今まで勉強が嫌いで塾なんか行きたくないと言っていた子供が、ＩＴＴＯ個別指導学院には自分から進んで行くようになった」や、「家では全然勉強しなかった子供が、自習室に通って勉強するようになった」など、そうしたお声を聞くと私たちも大変嬉しくなります。

子供たちの前向きな変化は、なぜ生まれるのでしょうか。

白戸様私たちは常に、生徒一人ひとりとしっかり向き合うことを大切にしています。例えば学校の授業でわからなかった問題も、塾できちんと理解できるまで教えてあげれば、「勉強がわかるようになった」「自分でもできるんだ」と思えるようになり、生徒の心のなかで前向きな気持ちが芽生えます。個別指導に来る生徒のなかには、集団に溶け込むことが少し苦手で、おとなしい性格や人見知りの子供もいますので、そういう生徒たちもみんな前向きに楽しく勉強できる塾でありたいと願っています。

どんな生徒も受け入れる間口の広さは、大きな魅力ですね。

笠原様そうですね。入塾への間口を広げるための取り組みとしては、1回50分の無料体験授業を通年実施しています。勉強が苦手な子供でも最初の一歩を踏み出せるよう、入塾テストもあえて行っていません。その代わり入塾説明を行う際には、生徒や保護者様としっかりお話しをして、勉強へのお悩みや現在の状況を丁寧にヒアリングしています。生徒一人ひとりの叶えたい夢、目指したい目標、そういった想いをしっかりと受け止めて、私たちはこれからも生徒たちの成長へのサポートをしていきたいと思っています。